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悩んでこそ人生 小藪実英

母に「いい言葉が載ってるよ」と言われて見た新聞に

『出逢いで人生は広がり 別れで人生は深まる』

という言葉がありました。
これは、丹波あじさい寺の住職の言葉。
この言葉にいたく感動した母は早速本を購入。
それがこの「悩んでこそ人生」という小藪住職の詩画エッセイ。
シンプルで分かりやすい言葉で詩と文章がつづられているので
すっと心になじみます。





このエッセイの中で住職が喉の手術をして
10日間ほど一切、ものがいえなくて大変だった出来事が書かれてある。
読みながら、同じことを思っておもわず涙があふれた。

そして、その苦痛の中から何ものにもかえがたいすばらしい人生の教訓を得た。
それは、ひとつは『あたりまえのことがあたりまえにできること。これが幸せ』ということと、
『感謝の心をもてる人がこの世で幸せになれる人』という教訓である。
大きな苦痛を伴う病気ですら、なってみれば人生の勉強である。
病気になる前の自分より、病気になった後の自分のほうが随分と人間的には深まったように思う。
自分から好んで病気になる必要はないが、病気を体験することによって人生は深まっていく。
だから病気のような不幸事でも、決して無駄ではないのである


ああ、そうだと思った。
by plum728 | 2010-07-15 10:28 |
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